昨年10月に、第55回日本芸術療法学会にはじめて参加した。
大会テーマは「絵画療法から園芸療法、そして私の芸術療法」であり、東京都内の連合会館で2日間に渡って音楽、描画、箱庭、コラージュ、書道、心理劇、園芸など様々な療法の実践や研究を行っている方々の紹介が行われた。
芸術療法は、それぞれの療法によって精神疾患の治療として活用されているが、臨床的な治療だけでなく、これから一層のストレス社会の到来において日々の生活支援や心の支えを求める人々へも大切な活用であると考える。
小生は、音楽や自然の音を聴きながら自由画を描くという癒しを試みているが、今般の大会参加で英国認定アートされピストの発表で野外活動でのアプローチを聞き、大自然の力をかりての実践の素晴らしさを再認識させられた。
また、書道の臨書(手本を真似て書く)を通して、形や筆の動きのバランス・調和を意識した作品作りを楽しむという実践は、絵画でも名画を模写することで癒しにつなるのではないかと考える。
今年は、これらを参考に小生の思いを実践していきたい。